花粉症にはどんな症状があるの?

かんでもかんでも止まらない鼻水。辛い鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ。

花粉症の症状というと、まずは鼻炎や、目、喉のかゆみなどを思い浮かべることが多いですよね。

でも、人によっては、風邪なのか花粉症なのか、区別のつかない症状が出る場合もあります。

咳が出たり、喉が痛く、イガイガしたり、頭痛がしたり、頭が重くぼーっとしたり、胃腸の調子が悪くなる、発熱や、全身の倦怠感、ほてりや身体のむくみをおぼえる人までいます。また、ぜんそくと似た症状を引き起こす人もいるそうです。

毎年、花粉症の辛い時期がくると症状を繰り返す人は、自分が花粉症にかかっているとすぐにわかりますが、突然発症した場合、花粉症なのか、他の病気なのか、判断に迷ってしまうかもしれません。花粉症の初期症状は、風邪ととても似ているからです。では、花粉症と風邪では、症状にどういった違いがあるのでしょう。

花粉症の初期症状と風邪の違い

花粉症の初期症状と風邪の違いを主な症状で見てみると、次のようなことがあげられます。

・くしゃみ‐花粉症では何度も連続して起こるのが特徴です。風邪では2〜3回程度でおさまります

・鼻水‐花粉症の場合、透明のサラサラした水様性の鼻水がいつまでも続きます。風邪の場合は次第に黄色くネバネバした鼻水に変わり、おおよそ1〜2週間で軽快します。

・鼻づまり‐花粉症の場合、症状が悪化すると両方の鼻が完全に詰まってしまい、口呼吸になります。

 

その他、目の我慢できないほどの激しいかゆみや結膜の充血、涙目など、花粉症の症状は目にも現れますし、鼻水がのどに流れるために咳がでたり、のどがイガイガと不快感が続いたりします。しかし、花粉症ではなく、他の原因によるアレルギーの場合もありますから、このような症状が続く場合は、早めに耳鼻咽喉科やアレルギー科などの病院を受診されることをお勧めします。

花粉症の症状は千差万別です

花粉症の症状と言っても、千差万別で、人によって現れ方もそれぞれのようです。

花粉症患者の方にアンケートを取ったあるアンケートサイトによると、クシャミがとまらない、耳と喉の奥と皮膚も痒い、体がだるい、疲労、頭がぼーっとする、咳が出る、耳の痒みや痛み、微熱が続く、上あごや喉の奥の痛み、かゆみ、関節が痛い、口の中が腫れる、皮膚の発赤、腫脹、痛痒さ、お腹が痛い、じんましん、発疹、下痢など、花粉症には実にさまざまな症状があることがわかります。

自己判断で花粉症だとか風邪だとか決めつけるのは危険です。

少しでも早く原因を特定して、症状を緩和させる処置を知るためにも、やはり専門の病院で医師による検査を受ける必要性を感じます。

花粉症に負けない身体を作りましょう

花粉症はある日突然発症し、花粉症特有の症状が現れ始めると言われます。

今は花粉症ではないからと油断をせずに、常日頃から花粉症にかからないような対策を取ることが必要です。

花粉情報には常に注意し、花粉が多く飛散する時期にはマスクや目鏡を着用する、屋内に入るまえには衣服などについた花粉を払い落す、外出から帰ったら、うがいや手洗い、洗顔や洗髪などをこまめにする、など、基本的な花粉症予防の工夫をするようにしたいものです。

また、花粉症は免疫機能の異常によって引き起こされる症状ですから、ストレスも花粉症には大敵です。

できるだけストレスをためない生活を心がけ、栄養バランスの良い食生活や、充分な睡眠時間の確保に気を配るようにしましょう。

花粉症に負けない身体を作ることが大切です。

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